Q3
異常気象時の措置について教えてください。
最近、大雨や大雪などの異常気象が目立って増えているような気がしています。そういう場合に備え、どのような準備をしたらよいでしょうか。留意点を教えてください。
A
大雨、大雪、台風などの異常気象が発生したときには、交通環境にも大きな影響が出ますので、運行の中止など運転者に的確な指示が出せるように、日頃から体制を整えておかなければなりません。
①緊急連絡体制を確立しておく
まず、緊急時の連絡網を確立し、組織的に対応する必要があります。
運行途中に異常気象に巻き込まれた場合、誰に報告するのか、その人がいないときは誰の指示を仰ぐのか、など迅速に対応するための連絡網を構築しておく必要があります。
②必要な情報を入手しておく
管理者としては、適切な指示が出せるように平素から必要な気象情報の入手に努める必要があります。
自治体などでは、異常気象時の災害などに備えるために洪水ハザードマップなどを発表していますので、あらかじめ入手し安全なルートや水没するルートなどを把握しておきましょう。
③具体的な基準を決めておく
異常事態が発生した場合には、運行を中止するのか、待機するのかなどの判断をしなければなりません。そのとき判断を迷わないように、秒速○mの強風なら安全な場所で待機するなど、具体的な基準を決めておく必要があります。
★異常気象時の運行制限基準(ある事業所の例)